平松で製造した鉄骨は建設現場に輸送され、鳶工が現場でボルト締めや溶接など、鉄骨を組む工事を行います。私の仕事は工事現場にいき、現場で平松の製品管理と工程管理を行うこと。前職で鉄骨鳶として働いていた経験を活かし、現場の職人さんが安全でスムーズに作業できるよう、様々な手配を行ない、進行状況を管理する業務となります。現場がないときは完成して出荷されるまで、スムーズに流れるラインづくりをするのも私の役目になります。

一つの建物には相当な種類・本数の鉄骨や梁が必要です。現場は工区に分かれていますので、工区別に製品を出荷しなければなりません。図面をみて、レッカーから遠いところ、近いところ、最初に建てるところなど、鳶さんの要望を聞き、どのように積んで現場に納品するか、自身の経験を活かして考えます。Hグレードは扱うモノが大きいため、余計な手間、無駄な工程が発生しないように工夫すると、現場から感謝されることも多く、やりがいを感じます。自分が想定していた段取り通りにスムーズに仕事が進み、完了したときは、大きな達成感があります。

社員皆、仲がいいのが特徴です。現在、工務部は私一人ですが、他部署・他職種の人とも気軽に話せる環境なので、助け合い、協力してもらえるので助かります。ストレスなく、他部署からヘルプを受けられる社風が一番の平松らしさだと思います。

2021年度に手掛けた「広畑バイオマス発電所」の建設工事です。兵庫県姫路市において、国内最大級となるバイオマス専焼発電所の建設で、敷地のなかに6棟ものタービン建屋を建てました。

社内の人たちだけの関わりではなく、社外でのコミュニケーションが非常に重要です。お客様はもちろん、現場の職人さん、トラックの運転手さんなど、関わる人すべての人に「さすが平松ですね」「平松の仕事はいいね！」と言われるよう意識しながら働くことで、他社と差別化を図っていきたいと思います。

最初の2、3日は一緒に行動して、業務の流れを把握してもらいます。難しい仕事は一緒に働きながら覚えてもらい、簡単な作業を少しずつ任せることで、独り立ちしてもらえるように指導したいと思います。

社員の意見や考えを活かしてもらえる環境なので、モチベーション高く、仕事と向き合うことができます。間違った方向に行きそうな場合は、方向修正の指示をしてくれるなど、社員のことをよく見てくれている安心感があります。

愛嬌のある人が向いているのではないでしょうか。「現場」には、たくさんの職人さんや社員さんが出入りし、挨拶や会話を交わす機会も多いです。社外の人との絡みが多いため、皆から可愛がってもらえるような人ならば、現場の職人さんからも色々と教えてもらいやすく、成長がはやいと思います。